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詩劇=夢乃月愛花と美しき乙女達

続き・・・その2


”まずは、手紙だなあ。どんなのがいいのだろう。”

ノートの切れ端に書いても伝わらない。もっとこう、女の子だったら、綺麗なものとか可愛いものとか、その方が普通か?。妹だったら、持っているかもしれないなあ。

”なあ悪いけど、可愛い便箋と封筒持っているか?”

「どうしたのおにいちゃん。いきなり可愛い便箋と封筒が欲しいなんて・・・。あっ、分かった。おにいちゃん、もしかして・・・好きなひといるの?」

”おい、声大きいって・・・。しっ、静かにしてくれ”

「それでどうなのおにいちゃん?。女の子にお手紙書くの?」

”まあ・・・その・・・別にいいじゃないか? そのさ、やっぱり、女の子って、可愛い手紙とかがいいのか?

「うん、女の子は、そうやっぱり、綺麗なものがいいよ。それで、お手紙を書いて、それをあげたら嬉しいものだよ。それじゃ、おにいちゃんが、その女の子と結ばれるような可愛いものを選んであげるね」

”ありがとうなあ・・・その、恥ずかしいなあ。お前にその・・・妹の相談するなんて・・”


「ううん、かまわないよ。私だって、ちょっと恥ずかしい・・・かな。それより、これでいいかな?花柄が描かれていて、淡いピンク色に染まった便箋と封筒。その便箋と封筒は、恋のおまじないの効果が入っているから、効果は大だよ」

”それでいいよ。それでさ・・・お願いがあるんだ”

「何?おにいちゃん」

”やっぱり、恥ずかしいんだけど、そのさ、手紙の書き方教えてくれないか?”

「うん、いいよ。おにいちゃん。」

「じゃ、私が・・・私ならこう書くというアドバイスしてあげるね」


続く・・・



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